とうきょう ももたん

100年の歴史を未来につなげる一大プロジェクト
「赤レンガ駅舎」として親しまれている東京駅丸の内駅舎は、明治の大建築家、辰野金吾の設計により1914年に竣工した他に例を見ない大規模な鉄骨煉瓦造です。関東大震災でも大きな被害を受けなかったが、1945年の戦災で外壁、屋根及び内装が損壊し、戦後、3階建てを2階建てにし、屋根形状を変更するなど応急的な復興工事が行われ、その姿のまま現在に至っていました。国の重要文化財でもある駅舎をできる限り保存・活用して創建時の姿に甦らせるという東京駅丸の内駅舎保存・復原工事は、2012年の完成までに5年半にも及ぶ一大プロジェクトでした。

東京駅丸の内駅舎保存復原1周年記念ももたん
東京駅丸の内駅舎保存復原の1周年を迎え、可愛くて美味しくてプレゼントにも嬉しいオリジナルのお土産をとのご依頼を頂き、岡山県外で初となるコラボレーションのプロジェクトが始まりました。東京駅の100年の歴史と威厳ある意匠はそのままに「ももたん」のキャラクターの可愛さをプラスして、岡山の土産菓子と東京駅丸の内駅舎がミックスするという今までに無い東京のお土産を作ろうと試行錯誤が続きました。 そして、株式会社 JR東日本ステーションリテイリング(エキュート東京)様、株式会社ジェイアール東日本企画様のご協力・監修のもとコラボレーションももたんの制作を進め、 新しい東京のおみやげ「とうきょうももたん」として2013年11月5日、東京駅内エキュート東京にて発売されることとなりました。

パッケージデザイン

歴史と可愛さをつなぐ
「赤レンガ駅舎」の個性的な外観と復原されたドーム型の建築。背景は色の褪せた古い書物のページのように歴史を感じされる枯れたベージュ色に。駅舎のレンガ色は100年前に完成した当時をイメージして鮮やかに、復原されて次の100年の歴史を刻んでいく丸の内駅舎の明るい未来を照らすように、窓の明かりはすべて点灯して温かい雰囲気を演出しています。キャラクターの背景は100年前の完成と現代の復原、そして次の100年後と変わらず続く青い空をイメージ、ももたんの髪の色は白髪になるまで続いていくという意味も含めてオシャレな白髪にしました。箱の裏面にはエキュート東京のバイヤーさん(とっても楽しい方)のキャラクター「あまね★くん」のイラストと共におすすめコメントも頂きました。
東京と言えばバナナ味!?

バナナパフェ味の誕生秘話
「味はどうしようか?」というのは企画会議の中でも重要なテーマだったのですが、バイヤーさん、担当者さん、ナショナルデパートがほぼ同時にひらめいたのが「バナナ味!(笑)」。打ち合わせの部屋の中は爆笑でした。ももたんは和菓子のあんこと洋菓子のケーキをミックスした和洋菓子。ならば、現代の東京のお土産で人気のフレーバーのバナナ味を「ももたん」のしっとりとした白あんに仕立ててみよう!と開発が始まりました。

バナナ+バニラアイス=バナナパフェ!
「ももたん」一番人気のフレーバーであるフルーツパフェ味をベースに、バナナの繊細な風味を引き出すためのバニラアイスクリーム風味のケーキの開発に始まり、バナナの果肉を使ったバナナピュレやジャム、バナナを濃縮したペーストなど、さまざまな産地の素材や配合のテストを繰り返し、やっと完成したのが「バナナパフェ味」。口に入れた瞬間にふわっと香るバナナの風味、かむとケーキの中からしっとり果肉たっぷりのバナナ白あん、あんを包むケーキにはバニラビーンズと濃厚なバターミルクが。。。お口の中でバナナとバニラアイスがはじけてパフェになるイリュージョンをお楽しみください。

東京みやげなのに岡山弁!?

ブレない「ももたん」の岡山弁カード
「ももたん」の名物にもなっている岡山弁カード。東京のお土産になっても濃厚な岡山弁は健在です。ねっとりとした耳障りの岡山弁、しっとりした「ももたん」の口当たりとご一緒にご堪能ください。「とうきょうももたん」では難解な岡山弁の訳文も併記しています、岡山弁の中でもかなりレアな岡山弁で表現された「ももたん」ワールドを是非マスターして、岡山旅行のときに使ってみては?
にっぽんももたんプロジェクト

様々な日本固有の自然や風土、日本の伝統や粋など、これから先の未来に伝えていきたい日本の素晴らしい文化とコラボレーションしたパッケージの「ももたん」を作る。それが「にっぽんももたん」プロジェクトです。第一弾は日本の象徴である富士山が世界文化遺産に登録されたことを記念して作られた「日本一ももたん」(白桃味)「ももたん」は岡山のお土産から日本のお土産、そして世界に向けた「OMIYAGE」として世界が広がっていきます。

岡山弁(方言)を文化として発信する
「にっぽんももたん」は岡山弁で日本の様々な美しい文化を紹介するというコンセプトも持っています。今後コラボレーションする全国の様々な地域で販売される「ももたん」が、岡山弁で各地の文化や伝統を紹介する。いままで東京とその他の地方都市という一本の線だった情報の往来が、岡山弁によって「ももたん」が地方都市×地方都市という新しい文化交流の架け橋になってくれることを期待しています。